2023/04/08 21:30

「性格の優しい犬」とは、一般的に

・人に優しく接する事が出来る

・他の動物にも温厚

・穏やかな性格

・おとなしい性格

などの定義でランキングしました。

ここに出てくる犬種は代表的な

一部の犬種で、個人的な見解が含まれております事を、ご了承下さい。


第一位のゴールデン・レトリバー

陽気・従順・温厚・我慢強い・

非常に賢い、忠誠心にあふている、

飼い主さんに従順なため、

しつけをしやすい犬種と言えます。

遊ぶことを心から楽しみ、

人が大好きで友好的な犬種ですので、小さなお子様のいるご家庭にも

向いています。

ただ、大型犬であるゴールデンレトリバーは小型犬と違い、

力もありますし、

換毛期の抜け毛の量も多く、

日々のブラッシングをかかせません。

 

ゴールデンレトリバーは病気が多い犬種です。

・悪性リンパ腫

・肥満細胞腫

・血管肉腫

・骨肉腫

・組織旧肉腫

特に、骨肉腫は、2歳前後の

若い犬でも発症が認められています。

抗がん剤の治療効果も

期待出来ますが、

治療にかかる費用も膨大で、

あらかじめペット保険に加入するにも、安くはない費用がかかります。

その他、股関節形成不全(股異形成)・胃捻転などが代表的な疾患です。

 

第二位のラブラドール・レトリバー

警察官・盲導犬・補助犬・災害救助犬などの代表的な犬種で良く知られ、

とくに、盲導犬としての活躍ぶりは

大変有名です。

忍耐強く・攻撃性の少ない犬種です。

誰に対しても、他の犬に対しても

優しく穏やかにしかも、友好的に

接する事の出来る犬が多いのが

特徴的です。

ゴールデン・レトリバーと同じく、

大型犬の特有の力の強さあるので、

丁寧なしつけが必要です。

ゴールデンレトリバーとよく比べられるラブラドール・レトリバーですが、

やはり、股関節形成不全・悪性腫瘍に

かかりやすく、

特に多いのが、肥満細胞腫・血管肉腫・骨肉腫・胃捻転・尿路結石・外耳炎など。

ゴールデンレトリバーーもラブラドールレトリバーも、ペット保険に加入する際は先天性心疾患(股関節形成不全)が補償されるのか、

確認した方が良いでしょう。

おすすめは、入院・手術・通院を

フルカバーする手厚さを重視して

のご検討と確認をする事です。

基本的に優しく友好的なので

飼いやすい犬種ですが。

ゴールデンレトリバーとの

最大の違いは、イタズラ好きな面です。

子犬は、たくさんのイタズラをしながら大きくなっていくものですが、

体の大きく力の強い大型犬の子犬のイタズラには、特に注意しましょう。

 

第三位のトイプードル

たくさんの犬種の中でも知能・運動能力も高く、明るく活発な性格で、

攻撃性の少ない点や、誰にでも優しく接する事の出来る犬種で、お年寄りや子供にも扱いやすいでしょう。

小型犬のなかでも、

常に人気ナンバーワン争いに登場。

街中でも出会う確率の高い犬種です。

しかし、デメリットもあります。

・暑さ寒さに弱い

・トリミングの回数と費用

・脱臼・骨折のリスクが高い

・遺伝性疾患の若年性白内障や

進行性網膜萎縮症の不安

・外耳炎・流涙症・膝蓋骨脱臼も多く

みられます。

病気になると、治療が高額になる。

当然の事ですが参考までに、

トイプードルの治療費の一例です。

診察料  500円~2000円

 耳処置(毛抜き・点耳など)1000円~3000円

 眼科検査(角膜の傷のチェック、涙の量のチェック、眼圧測定 スリットランプ検査など)            

1000円~3000円×項目数

 鼻涙管洗浄(麻酔料含む)20000円~

 レントゲン検査     1枚 5000円~6000円

 遺伝子検査 10000円~

白内障手術片目 30万円~

膝蓋骨脱臼整復手術   20万円~

若くて元気な子犬の時期や

年齢を重ねてからでの治療は、

状況によっては医療費が

高額になる場合もあり得ます。

トイプードルは、

かわいいだけでは飼えません。

小さいながら、運動能力の高さと

手がかかる犬種ということも

考慮して飼育を決めるべきです。

 

 第四位のシーズー

大きな目・温厚・愛情深い

・人懐っこい・体格はがっしりとしていて頑丈・鼻ペチャ・垂れ耳

・柔らかい長毛・友好的で好奇心旺盛。

一方で、頑固な一面も持っています。

陽気で感情豊か・頭の良いシーズーですが、

遺伝性疾患として

進行性網膜萎縮症があり、

最近では、遺伝子検査で病気になる

リスクを確認することができます。

愛犬の健康が気になる場合は

一度試してみても良いでしょう。

シーズーがかかりやすい病気の1つに気管虚脱がありますが、

喉の器官が変形して

呼吸障害が起きる病気で、

喉への負担をかけないことが

予防になります。

高温環境も喉に良くないので、

夏場はエアコンなどを適切に使用、

体調管理に気を付けてあげましょう。

トリミングの必要な犬種ですので、

定期的なカットの必要があります。

しかもシーズー独特な特徴で

毛色・毛並みが年と共に変化します。

子犬の頃の毛色で決めると

大きくなった時に残念に

思われるかもしれませんが、

毛色が変わる独特な犬種として

毛色の変化を

ぜひ、楽しんでみてください。

生活する上での注意点

室内や庭で遊びでも充分な運動や

気分転換になりますが、

散歩や外での運動も大好きなので、

ストレス解消のためにも

毎日、外に連れ出してあげましょう。

寄り道・回り道 しながら

のんびり歩くのがシーズーらしい

散歩の仕方となり、良いでしょう。

飼育自体はそれほど難しくないので、

飼育初心者でも飼育しやすい犬種です。

気を付けてあげたい事は、

大きな眼をぶつけて怪我をしない

ように床は出来る限り

片付けましょう。

穏やかでのんびりの性格と、

遊ぶときには全力で遊びまわり

わんこ友達を作るのも上手なので、

ドッグランなどでも楽しく遊べます。

 

第五位 パピヨン

大きな耳が蝶のようで、

サラサラの長毛が特徴的。

基本的に穏やかな性格です。

個体差はありますが、

・人懐っこい

・他の動物たちとも仲良く出来る

・赤ちゃんや子供がグズっていると

自ら傍にかけ寄って行ってあやそうとしたり、

慰め・勇気づけようとする

優しい犬種です。

遺伝的疾患として発症しやすい疾患に

・進行性網膜萎縮症

・膝蓋骨脱臼

があります。

進行性網膜萎縮症とは、網膜が徐々に変性し、視力低下が進んでいく病気で多くの場合は、大人になってから発症します。

確実な治療方法はまだ見つかっていませんが、

早期発見が、

点眼薬や

レーザー治療などの処置で

出来るだけ進行スピードを

遅らせる為の治療が選べるように

しておく事が重要です。

 膝蓋骨脱臼とは、

パピヨンの後ろ足には、膝蓋骨とよばれる皿状の骨がありますが、

正常な位置からずれてしまう病気が膝蓋骨脱臼です。

原因は、ケガや栄養障害など、

膝に負担がかかりすぎると

発症します。

遊びも大好きな犬種なので、

おもちゃや犬の知育玩具を使って

遊びながらトレーニングがオススメ。

賢い犬種は、飼い主の態度次第で

パピヨンはテリア種の中では

とても飼いやすく小さなお子さんのいる家庭でも安心して一緒に

過ごすことができる犬種です。

飼い主さんがしっかり、

リーダーとして行動し、

しつけを行えばとっても

優しい子に育つ犬種です。

今回のテーマ

「優しい犬種」

いかがだったでしょうか。

犬と暮らすということは、

・かわいいから

・優しいから

・癒されるから

だけではなく、パートナーとして

犬種特有の疾患のリスクも

紹介させていただきました。

愛犬選びの参考に

少しでもお役に立てれば嬉しいです。

と、4000字程度の内容を書いたのですが、今までのYouTubeシナリオも10本くらい

ランキング形式だった事と、飼いやすい…とか、飼いにくい…大・中・小型犬に分けて

その内容も、ほぼ同じ形式的な書き方を指示されていたので、

今回は思い切って、ドッグトレーナーとして優しくて飼い易いけど…、

人気犬種特有の疾患の多さをピックアップした内容を盛り込んだ。

他のYouTubeの犬ランキングと同じ内容では、ファンは付かない。

このシナリオの依頼者は、登録者数を伸ばしたい意向だと知っていたので、

このチャンネルって、他のチャンネルと違ってマニアックな部分も押し出してるよね…。って、

差別化を目指したが…、ボツにされた。

残念で仕方ないので、ここに残しておきたいと思った。